ages of man

DARK OATH(ダーク オウス)
AGES OF MAN / 2024年 / 84点

ポルトガル出身のメロディックデスメタルバンド、8年ぶり2枚目のアルバムです。

モダンの「モ」の字も無い、ヨーロピアンな香り溢れるメロデスというベースは変わっていないものの、前作に比べてシンフォニック度が大幅に強化されており、ギターリフが聞こえないくらいオーケストレーションが押し寄せてくる作風になっています。
その結果、ドラマ性がグッとレベルアップされ、荘厳かつ壮大な空気感を醸し出しています。ブラストも大量に使われており、スピード感も抜群。それでいながらブラックメタルのような〝邪悪さ〟は感じず、あくまで「メロデス」としての体制を保っているのは素晴らしいと思います。

ただ、肝心要のメロディが弱い。
パッと聴くと「これはドラマチックだ!」と感じるんですが、ジックリ腰を据えて聴くと、軸となるメロディがボンヤリしてしまっており、気が付いたら終わってるという結果に……。メインメロディをオーケストレーションに任せきりで、ギターリフなどがおまけに徹してしまっているのがそう感じる原因かもしれません。ギターソロも無いし。
オーケストレーションを使うのは全然問題無いんですが、軸となるメロディはシッカリあってほしかったと思います。
また、オーケストレーションが増えた事が影響しているのか、展開がややプログレッシブになっており、ノリにくかったのもマイナスかな……。

お気に入りは「Gold II (Fall of Time)」。一番キャッチーだと感じた1曲です。

シンフォ度が上がった事自体は悪いとは思いません。でも、メロディはシッカリ残してほしかったと感じた1枚でした。次はどんな作品で来るんだろう?