
FROZEN CROWN(フローズン クラウン)
CALL OF THE NORTH / 2023年 / 84点
イタリア出身のパワーメタルバンド、4枚目のアルバムです。
BE THE WOLFやVOLTURIANでも活躍しているフェデリッコ・モンデッリ(G・Key・Vo)による爆走パワーメタルバンドです。前作と同じメンバーで製作された本作は、方向性も大きく変わらず、キーボードによるキラキラな装飾を最小限に抑えた渋めながらも疾走感抜群のパワーメタル道をひた走っています。
最近のバンドとしては頭一つ飛び抜けた疾走感、パワフルなサウンド、ジャーダ・エトロによる凛とした歌声など、根幹となる部分を更に強固にしたという印象です。まあ、「何も変わっていない」とも言えますが、このバンドにとってこの言葉はむしろ誉め言葉になると思います。
となると、あとは耳に残る曲(メロディ)があるかどうかになるわけですが、ふむ……悪くはない。サビのコーラスが良い「Black Heart」やバラードっぽく始まるものの途中から爆走をかます「Victorious」、クサいイントロからして良い「Now or Never」など、なかなかの曲が揃っているものの、2ndに収録されていた「Neverending」や「In The Dark」を超える曲、つまりキラーチューンと呼べるほどの曲は無いと感じました。
とは言え、どの曲も平均点は十分超えていると思うので、疾走感溢れるパワーメタルが好きな人なら安心して楽しめるとは思います。
お気に入りは「Black Heart」。サビはスピードダウンするものの、深みのあるコーラスが気に入りました。
最高傑作ではないと思いまがが、彼ららしさ100%の作品です。「メロスピ」好きはぜひ。

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