CHALLENGE THE WIND

RHAPSODY OF FIRE(ラプソディ オブ ファイア)
CHALLENGE THE WIND / 2024年 / 82点

イタリア出身のシンフォニックメタルバンド、14枚目のアルバムです。

シンフォニックメタルを代表するバンドです。ボーカルがファビオ・リオーネからジャコモ・ボーリになってから3作目になり、そろそろ「これでボーカルがファビオだったら…」という声も収まってきたかなと思います(まだ言う人もいますが)。

デビューから現在に至るまで、常にシンフォニックメタルのトップランナーであり続けている彼らですが、本作でも他のバンドを寄せ付けない圧倒的なファンタジックワールドが展開されています。

前作と同じく、1曲目から歌付きが始まったり、4曲目に16分の超大作を持ってきたりと、アルバムを重ねても衰える事の無い「前向きな姿勢」に敬意を表さずにはいられません。相変わらず好戦的な曲が大半を占めてるし、ジャコモのボーカルも堂に入ったモノになってきたと感じます(特に低音)。

ただ、非常に残念な事にメロディにあと一歩盛り上がりが足りない……。サビ前まではワクワクが止まらないのに、サビが来ると「あれ? こんなもんなの?」と思わずにはいられませんでした。コーラスもイマイチ好みのハーモニーじゃないんだよな~。

過去にいくつもの名曲を持つ彼らなだけに「常に自分を超える」という事は難しい事なんだろうなと思いました。まあ、彼ら自身は常に最高傑作のつもりで作っているのかもしれませんが。

お気に入りは「Holy Downfall」。本作の中では地味な方ですが、渋い歌メロに痺れました。

決して駄作ではないですが、彼らの中では「やや下」の作品だと感じました。次作に期待です。