DREAM EVIL7

DREAM EVIL(ドリーム イーブル)
METAL GODS / 2024年 / 83点

スウェーデン出身のパワーメタルバンド、7年ぶり7枚目のアルバムです。

IN FLAMESやHAMMERFALLなどのプロデュースを手掛けてきたフレデリック・ノルドストローム(Gt)を中心に結成された正統派パワーメタルバンドです。2002年にデビューし、当時のパワーメタルブームに乗って日本でも人気を博しました。
ガス・Gが参加していた2004年の3rd「THE BOOK OF HEAVY METAL」までが絶頂期で、その後は楽曲がやや地味な事もあってか、段々と人気が落ちて行ったように思います。

そんなバンドの久々のニューアルバムですが、方向性はまったく変わっていません。JUDAS PRIESTやPRIMAL FEARなどと同じ硬度高めのギターリフを主軸とした「This is The Heavy Metal!」な超正統派スタイルです。二クラス・イスフェルドの甲高い声もまったく衰えていません。

ここ数作はミドルナンバーが多く、全体に地味な印象がありましたが、本作は比較的アップテンポな曲が多く並んでおり、勢いで聴ける感じがして良いですね。本作で最も疾走感のある「The Tyrant Dies at Dawn」や、長く続くバラードシリーズ「Chosen Force」などが特に記憶に残りました。

ただ、後半#6「Masters of Arms」から段々と「悪い部分」である地味さが出て来ます。そして#8「Insane」以降は私個人としては全然心に響く事無く終わってしまいました。
海外では「キャッチーな曲よりも無骨で地味なのが好まれる」なんて聞いた事がありますが、まあ、どうであれ私はやっぱりひたすらにキャッチーなのが好きです。

お気に入りは「The Tyrant Dies at Dawn」。バンド側の「こういのが好きなんだろ?」という言葉が聞こえてきそうですが、はい、大好きです(笑)。

全盛期にまでは至っていませんが、正統派パワーメタルが好きな方なら聴いて損は無いと思います。