
TEARS OF TRAGEDY(ティアーズ オブ トラジディ)
Continuation Of The Dream / 2014年 / 85点
日本出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。
ハードなギター、突っ走るドラムなど、確かにヘヴィメタルスタイルながら、HARUKA(Vo)の清らかな歌声のお陰かJ-POP的な爽やかさがある事が特徴のパワーメタルバンドです。
本作もその独自路線は一切変わらず、星が瞬く夜空のごときキーボード効果もあり、聴いてるととても「澄んだ気持ち」になれます。
その中でも最大のポイントは既に書いたようにHARUKAの美しい歌声です。「澄んだ気持ちになる」のはキーボードの効果ももちろんありますが、それ以上に彼女の声の力が大きい。LIV MOONのAKANE LIVを更に可憐にしたような声は良い意味でヘヴィメタルらしさが無く、普通にポップスを歌っても人気になるポピュラリティがあると思います。
とは言え、根幹は間違いなくヘヴィメタル。特にスピード感は前作を遥かに凌駕する勢いで、ほとんどの曲がアップテンポ~疾走という潔さで、特に11分にも及ぶ大曲「Prison Of Abyss」はデスボイスまで登場し聴き応え抜群です。
こういうスタイルが出てくるのがジャパニーズメタルの面白い所だと思います。
「もうちょっとキャッチーさが欲しい」と思える曲もあったものの(特に前半)、総合的に見て前作を凌駕する作品である事は間違いないと思います。
お気に入りは「Falling Star」。本作で最もスピーディーかつ哀愁を感じる1曲。
普通のメタルは激しすぎてちょっと胸焼けするという方にピッタリの作品だと思います。

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