
LIV MOON(リブ ムーン)
CIRCLE OF LIFE / 2024年 / 80点
日本出身のシンフォニックメタルユニット、6枚目のアルバムです。
元宝塚歌劇団のAKANE LIVがボーカルを務めるシンフォニックメタルユニットです。
前作「THE END OF THE BEGINNING」は出るのに10年かかりましたが、本作は2年で出ており、順調に活動している事が分かります。
音楽性は前作を踏襲しており、壮大なオーケストレーションは控え目、生々しい楽器の演奏とパワフルなAKANE LIVの歌唱が前面に押し出されたスタイルになっています。疾走感も予想以上に高く、「パワーメタル」と言っても間違いではないサウンドだと思います。
一番の聴き所はやはりAKANE LIVの4オクターブあると言われている歌唱力でしょう。可憐な囁きから耳を貫くハイトーンまで見事に歌いこなす姿は実に凛々しく美しい。「Nessun Dorma」や「Requiem ~Moon Version~」などはそんな彼女の歌声を思う存分味わう事ができます。
一方でバックのサウンドはシンプルでキャッチーなの曲もあるものの、後半になるとストレートな曲が減っていき、盛り上がりに欠けるダークな曲や、やたらグルーヴ感が強い曲や陽気な曲など、イマイチ統一感に欠ける傾向があり、ちょっと掴みにくいと感じました。個人的には普通に抒情的なシンフォニックサウンドで良いんですが、西脇氏のスタイル(好み)を考えると難しいだろうな‥‥。
お気に入りは「Don't Cry」。トップバッターを務める1曲。哀愁を感じるサビが素敵です。
傑作ではないですが、安定感のある一枚だと思います。美しい女性ボーカルを聴きたいなら手にして損は無いです。

コメント