
DRAGONLAND(ドラゴンランド)
THE POWER OF THE NIGHTSTAR / 2022年 / 84点
スウェーデン出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。
現在はAMARANTHEのギタリストとして有名なオロフ・モルクがAMARANTHEよりも前に結成したバンドです。初期はクサメロ満載のメロスピでしたが、3rd辺りからスピードとクサメロを抑え、代わりに大仰なオーケストレーションを取り入れ、独自のシンフォニックメタル路線を進むようになりました。
本作は前作から実に11年ぶりの作品となります。間違いなくAMARANTHEが忙しいからでしょうね(汗)。
これまでの作品は中世ファンタジーがテーマとなっていましたが、本作は、SFファンタジー物語が語られています。それが影響しているのか、オーケストレーションが若干スペーシーな感じにはなっているのが特徴です。とは言え、「スピードに頼らない重厚なシンフォニックメタル」という根幹のスタイルは些かも変わっていません。
一切の雑さの無い演奏に最高レベルのサウンド、そして星が瞬く夜空を想起させるドラマチックな楽曲と、パワーメタル/シンフォニックメタルというジャンルの中では間違いなく最高レベルの出来栄えだと思います。
これで歌メロがキャッチーだったらな~!
本作における唯一の難点が「歌メロにキャッチーさが無い事」です。ドラマチックではあるんだけど口ずさみたくなるようなキャッチーさが無いんですよね……。「ここでもうちょっとグワッと盛り上げてくれればな~」ともどかしい気持ちになる曲が極めて多い。ここさえ克服できれば大傑作になりそうなんだけどな……。
お気に入りは「Flight From Destruction」。本作で最も疾走感のある1曲。歌メロは正直まあまあですが、勢いで何とかなってます。
決して悪くはないんですが、満足度は微妙と言う、何とももったいない作品だったと思います。

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