UNLEASH THE ARCHERS6

UNLEASH THE ARCHERS(アンリーシュ ジ アーチャーズ)
PHANTOMA / 2024年 / 78点

カナダ出身のパワーメタルバンド、4年ぶり6枚目のアルバムです。

最初期はメタルコアっぽさのあるメロデスをやっていましたが、3rdからパワーメタル路線に変更したという珍しいバンドです。

本作も当然ながらパワーメタル路線で、「メタル界のブリトニー」ことブリトニー・スレイズ嬢による癖の無い歌唱を軸としたシンプルで聴き易いパワーメタルです。何でも本作はディストピアな近未来を描いたSFストーリーに基づいた作品らしいですが、少なくともサウンド的に未来チックなモノは無く、いつものスタイルだと感じました。

結論から言うと「普通」だと思います。こういうアルバムが一番評価しにくいんだよな……。
まず、前述したブリトニー嬢の溌剌とした歌唱、間奏でテクニカルなソロを聴かせるギター、目立たないものの屋台骨をシッカリ支えるベースとドラムと、演奏は一切問題ありません。音質も極めて良好です。

となるとポイントは曲自体の良し悪しになるわけですが、「Ph4NT0-mA」や「Green & Glass」と言った、なかなかに耳を引く曲もあるものの、全然引っかからない曲も同じくらいありました。
また、後半になるほど勢いが落ちていき、パッとしなくなってくるのが地味にきつい。デスボイスも要らんし(やめたんじゃなかったの?)。8~9曲目辺りに爆走曲とかを持ってきてくれると全体の雰囲気も違ってたんだけどな……。
で、これらをまとめると「普通」となるわけです(汗)。

お気に入りは「Green & Glass」。他の曲には「明るさ」を感じた1曲。この路線、悪くないかも。

決して悪くはないものの、ハッキリ言えば凡庸な作品だったと個人的には思いました。次作に期待かな。