
DEZPERADOZ(デスペラードス)
DEAD MAN'S HAND / 2012年 / 78点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、4枚目のアルバムです。
「西部劇」をコンセプトとした珍しいパワーメタルバンドです。2nd「THE LEGEND AND THE TRUTH」は国内盤が出ましたが、あまり反響が無かったのか、それ以降国内盤は出ていません。俺、買ったのに……。
本作もこれまでと変わりなく、埃っぽいハードナンバー、アコギやバンジョー、口笛などを使った渋いミドルナンバーと言ったウエスタンメタルがズラリと並んでいます。楽器陣は特筆すべきほどの卓越した技術があるわけではないですが、良い意味で荒っぽいギターや、時に激しく、時にムーディなアレックス・クラフトによるボーカルはウエスタンな世界観を巧みに表現していると思います。また、ピストルや列車の音などと言ったSEも随所に登場し、良い味を出しています。
と、世界観の構築は見事ではあるんですが、純粋にヘヴィメタル作品として見るとちょっとパンチに欠けると感じました。一度聴けば忘れられないようなキラーチューンが無く、「なんか西部劇っぽくていいね~」で終わってしまうんですよね。もうちょっと歌メロにキャッチーさがあってほしかったです。
お気に入りは「Saloon No. 10」。スピード感はそれほどありませんが、哀愁を感じる男の背中と吹きすさぶ砂埃が想像できる素敵なナンバーです。
デビュー作から常にウエスタンをコンセプトにしているのは凄いとは思いますが、それと評価とは別です。次作はもっとハード&キャッチーなのをお願いします。

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