
TIMELESS FAIRYTALE(タイムレス フェアリーテイル)
A STORY TO TELL / 2024年 / 80点
デンマーク・イタリア・スウェーデンのメンバーを擁する多国籍パワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
ROYAL HUNTの初代ボーカルで、今はEVIL MASQUERADEなどでも活躍しているヘンリック・ブロックマンがボーカルを務めており、作曲はMAGIC OPERAでも活躍するルカ・セリット(Gt/Key)が担当しています。
音楽性は今の流行なんぞクソくらえと言わんばかりのネオクラシカルな旋律が踊るヨーロピアンパワーメタルです。ギターとキーボードによってキラキラキュルキュルと奏でられるクラシカルな美旋律は、イングヴェイが好きな人、2000年代のクサメロブームを知っている人ならば間違いなく反応してしまうと思います。近いバンドで言えば、やはり初期ROYAL HUNTやEVIL MASQUERADE辺りになるかと思います。
ヘンリック・ブロックマンの声は線が細く、良くも悪くも変わっていませんが、こういうネオクラなサウンドとの相性は抜群で、とてもマッチしていると思います。
前半は正直ちょっと覇気の無い曲が多いなという印象ですが、後半になると「これがネオクラだよね!」と言いたくなるような曲も出て来ます。「The Best Part Of Your Life」や「Forsaken Dream」なんかは好きな人にはたまらないはずです。
ただ、もっとはっちゃけても良かったんじゃないかなとも思います。疾走感も「そこそこ」だし、ネオクラ旋律も間奏部分のみという事も多く、個人的には次から次へとクサメロが飛び出すような勢いのある曲を聞きたかったです。
お気に入りは「Forsaken Dream」。これをネオクラシカルと言わずして何と言う! という感じの素敵な1曲。
このご時世にこんなアルバムを出してくれた事はすごく嬉しいです。ただ、もっとやっちゃっても良かったんじゃない?

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