
CONCERTO MOON(コンチェルト ムーン)
BACK BEYOND TIME / 2024年 / 86点
日本出身のメロディックパワーメタルバンド、14枚目のアルバムです。
ネオクラシカルな演奏を得意とする島紀史氏を中心に1996年に結成されたバンドです。島氏以外のメンバーは非常に流動的ですが、島氏さえいればこのバンドは成立するので何も問題はありません(汗)。
音楽性はデビューから一貫して変わる事無く、ネオクラシカルなパワーメタルです。ただ、イントロや間奏こそギターが乱舞するものの、歌が始まるとシッカリと歌メインになっている所が個人的には評価できると思っています。
本作最大のポイントはまさにそこで、前作に比べて歌メロのキャッチー度がかなり上がっており、「このバンドってこんなにキャッチーだったっけ?」と正直驚いてしまいました。
ド頭を飾る疾走ナンバー「THE GOLD DIGGER」、癖が無く聴き易い「HOPE SEEKER」、煌びやかなメロディがたまらない「STORY OF MY LIFE」と頭3曲がまず非常に強力。
ド頭を飾る疾走ナンバー「THE GOLD DIGGER」、癖が無く聴き易い「HOPE SEEKER」、煌びやかなメロディがたまらない「STORY OF MY LIFE」と頭3曲がまず非常に強力。
その後も、芳賀亘氏のハイトーンボーカルを堪能できる「FIND MY WAY」、典型的ながらツボを押さえた「THE MINDLESS CRIME」、広がりを感じるポジティブソング「THE LIGHT OF DAWN」と印象的なナンバーが続きます。
とにかく1曲1曲のメロディが非常に充実しており、彼らの作品の中でここまで充実した作品は無かったと思います。そう感じるのは単純なメロディの良さもありますが、芳賀亘氏の美しいハイトーンボイスのお陰も間違いなくあると思います。個人的にはGALNERYUSのSHO(小野正利)に肉薄するレベルだと感じました。
一方の欠点が無いわけではありません。個人的には「疾走曲が少ない事」「ネオクラに振り切った曲が無い事」の2点が気になりました。全部が全部こうだと疲れちゃいますが、無いのも寂しい。疾走曲は3曲(実際は1曲)、超ネオクラは1曲(実際は無い)は欲しかったです。
お気に入りは「STORY OF MY LIFE」。私が今まで聴いたCONCERTO MOONの曲の中でもトップ3に入る曲だと思いました。
このバンドでここまでの満腹感が得られるとは予想外でした。これからは新譜が出たらすぐに聴こう(笑)。

コメント