
FEUERSCHWANZ(フォイアーシュヴァンツ)
DAS ELFTE GEBOT / 2020年 / 83点
ドイツ出身のフォークメタルバンド、9枚目のアルバムです。
ドイツ語で「火の尾」という意味のバンドです。全編ドイツ語で歌われているからか、本国ドイツではかなりの人気があるらしいです。
スタイルに大きな変化は無く、雄々しいドイツ語(ノーマルボイスのみ)で歌われるパワーフォークメタルです。アルバムを重ねる毎におちゃらけた雰囲気が無くなっており、本作にコミカルな要素は一切無し。普通に格好良いフォークメタル作品に仕上がっています。
ちなみに彼らのようなスタイルは「メディーバルメタル」とも言われるらしいです(ウィキペディアでそう紹介されていた)。「メディーバル(Medieval)」とは「中世」という意味で、中世をイメージさせるフォークメタルをそう呼ぶんだとか。
……フォークメタルって大体そうだと思うんですけど、「現代」をイメージさせるフォークメタルなんてあるんですかね? あったら聴いてみたいわ。
閑話休題。
演奏技術やサウンドには一切問題は無し。適度なヘヴィさと疾走感、そしてキャッチーなメロディと、「聴きやすさ」という点で言えばBATTLE BEASTに引け劣らないとすら思います。それくらい「万人受けするソツの無い作り」になっています。
ただ最後まで聴いていつも思うのが「全体的に悪くないが、飛び抜けた曲も無い」という事。
全体的なレベルは間違いなく高いんです。が、一方で「これは凄い!」と万歳したくなるような曲も無いんですよね。それさえあれば、私の中で間違いなく一段階上の階層に行けるんですけどね……。
お気に入りは「Das Elfte Gebot」。アルバムタイトルにもなっている1曲。歌メロだけでなく、ギターリフも格好良い。
良くも悪くも安定の出来栄え。でも彼らならもっとできる。そんな気がしてなりません。

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