
WIND ROSE(ウインド ローズ)
TROLLSLAYER / 2024年 / 88点
イタリア出身のヴァイキングメタルバンド、6枚目のアルバムです。
雄々しく、勇壮なメロディを奏でる事で定評のあるメタルバンドです。「トロルを狩る者」なんて素敵すぎるアルバム名からして期待が高ります。
前作から2年ぶりの作品となりますが、方向性はもちろん変わらず。
前作との大きな違いと言えば、疾走感が更に上がっている事が挙げられます。イントロに続く「Dance of the Axes」と「The Great Feast Underground」が「爆走」と表現しても良いほど疾走感があり、フォーキッシュなメロディ、多用されるコーラスなどもあって「ENSIFERUMみたいになったな~」と感じました。いや、褒め言葉ですよ。
その後も「Home of the Twilight」や「Trollslayer」「Legacy of the Forge」と、疾走感のある曲がガンガン出てくるので、体感的には過去最高のスピード感です。
個人的には早かろうが遅かろうがメロディに抒情性が無ければ評価は低いんですが、このバンドは早かろうが遅かろうが心を捉えて離さない抒情メロディが常に溢れており、それでもって疾走感もあるんだからもう文句無いですよね(笑)。デスボイスも使われないので、デスメタルが苦手な人でも安心して聞けるし、初心者から玄人まで十分満足できる作品だと思います。
欠点としてはキラーチューンが無い事。どの曲も余裕で平均値は超えてるんですが、「これは彼らを代表する名曲だ!」と太鼓判を押せる曲までは残念ながら見つけられませんでした。
でもまあ、本作は個々の楽曲よりもアルバム全体で評価すべきだと思いますけどね。
お気に入りは「The Great Feast Underground」。完全にENSIFERUMな1曲。でも好き(笑)。
自分たちの道を更に強固に押し固めた強力な作品です。フォーク/ヴァイキングメタル好きは絶対聴くべきです。

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