DRAGONKNIGHT1

DRAGONKNIGHT(ドラゴンナイト)
LEGIONS / 2025年 / 93点

フィンランド出身のシンフォニックメタルバンド、1枚目のアルバムです。

今時よくこの名前使えたなぁと、別の意味で感心してしまうバンドです。メンバー全員が仮面を被り、更に「ロード グリフォン」と言ったステージネームを使用している為、素性は一切不明です。たぶん、良い歳したおっさんなんだとは思いますが(笑)。

音楽性はそのバンド名から想像できると思いますが、RHAPSODY OF FIREからの影響を受けたエピカルなシンフォニックメタルです。オーケストレーションもたっぷり使われており、そのバンド名に恥じない壮大なロールプレイングワールドを展開しています。

特筆すべきはやはりそのエピカルなメロディでしょう。戦いに向かう戦士の姿が想像できる好戦的なメロディセンスは、最近のシンフォニックメタルバンドの中でも群を抜いてると思います。個人的にはRHAPSODY OF FIREを初めて聞いた時くらい心躍りました。

疾走感抜群の「The Legions Of Immortal Dragonlords」、サビは一緒に合唱したくなるミドルナンバー「The Imperator」、ヴァイキング的メロディが格好良い「Pirates, Bloody Pirates!」、フォークメタル的なメロディがたまらない「Defender Of Dragons」、陽のメロディが炸裂する「Storm Bringer」、キーボードの使い方がSTRATOVARIUSっぽい「Dead Kings In The Grave」、壮大なバラード「Astarte Rise」、力強いリズムでラストを飾る「Return to Atlantis」などが特に印象に残りました。ってか、ほとんど全曲やん(汗)。

後半になっても勢いはまったく衰えず、最後の最後まで心行くまでファンタジーワールドを堪能する事ができます。

私は滅多な事ではこの言葉は使わないんですが、このアルバムにはこの言葉が似合うと思いました。そう、「捨て曲無し」と。それくらい、ハンパ無い充実度でしたね。↑の点数が全てを物語っています。

大きな欠点は無いですが、唯一気になったのがボーカル。決して下手ではない、むしろハイトーンもシッカリこなせる実力者なんですが、低い声を出す際に妙にがなるんですよね。個人的には低音でも普通に歌ってほしかったなぁと思いました。

お気に入りは「Defender Of Dragons」。木枯らしが吹く大地を歩く戦士の背中が想像できるナンバー。こういうメロディに本当弱いんです。

これはとんでもない新人が出てきましたね。次作はどんな作品を引っ提げてくるのか、今からもう楽しみで仕方ありません。