
EPICA(エピカ)
OMEGA / 2021年 / 86点
オランダ出身のシンフォニックメタルバンド、8枚目のアルバムです。
ゴシックメタルバンドAFTER FOREVERを脱退したマーク・ヤンセン(Gt)が結成したシンフォニックメタルバンドです。母国オランダではすごい人気があるんだそうです。
昨今、女性ボーカルのシンフォニックメタルはデジタルサウンドを使い、ポップな作風に舵を切るバンドも珍しくありませんが、このバンドは豪勢なオーケストレーションを使った極めて真っ当なシンフォニックメタルを聴かせてくれます。シンフォニックメタルと言ってもRHAPSODY OF FIREやTWILIGHT FORCEのようなファンタジー方面ではなく、クラシックをベースとした高潔さを感じるスタイルなのがポイントです。
シモーネ・シモンズの天まで届きそうな美しいソプラノボイス、本物のオーケストラによる豪華絢爛な装飾やコーラスなど、このバンドの特色は最大限生かされつつ、パワフルなドラミングやちゃんとソロも披露するギターなど、メタルらしさもしっかりあり、聴き応えは十分。
また、クラシック寄りのシンフォニックメタルはメロディが地味めなものが多い気がするんですが、本作は「Abyss of Time - Countdown to Singularity -」や「Code of Life」「Freedom - The Wolves Within -」などかなりキャッチーな曲も多く、即効性もあります。
総じて、シンフォニックメタル好きなら誰もが気に入るんじゃないかと思います。
欠点らしき欠点はありませんが、強いて注文を言わせてもらうなら、1曲くらいは思い切りポップな曲とかがあっても良かったかなと思います。
お気に入りは「Code of Life」。アラビアンなメロディが印象的な曲。壮大なサビが好きです。
大人っぽいシンフォニックメタルが聴きたい方にピッタリの作品です。

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