
IRON SAVIOR(アイアン セイヴィアー)
FIRESTAR / 2023年 / 75点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、12枚目のアルバムです。
最初期はカイ・ハンセンも所属していた事でも知られている、ピート・シールク率いる正統派パワーメタルバンドです。私の肌感覚だと4th「CONDITION RED」辺りまでは日本でも結構人気があったと思うんですが、今はどうなんでしょうか?
さて、このバンドはデビューから一貫してメロディアスでパワフルなパワーメタル道を愚直なまでに突き進んでいます。ただ、ここ何枚かは過去作に比べて明らかに精彩を欠いており、前作に至っては私は64点という点数を付けています。なので、今作はどうなるのか、正直とても不安でした。
結論から言えば、前作に比べればかなり良くなっていると思いました。元々疾走曲・ミドルなどのアルバム全体のスピード感はバラエティ豊かで、ピート・シールクの声も衰え無しと、アルバム構成やサウンド的な部分には一切問題無かったんです。問題だったのはメロディだけで、今回はそこに改善が見られ、「In The Realm Of Heavy Metal」や「Firestar」など、結構気になる曲を見つける事ができました。
とは言え、後半は毒にも薬にもならない中途半端な曲ばかりで、まだまだ全盛期の勢いを取り戻しているとは言えないと思います。毎回3年くらいのインターバルでアルバムを出していますが、個人的には7~8年くらいブランクを設けてジックリとキャッチーなメロディを考えてもらたいんですけどね……。
お気に入りは「In The Realm Of Heavy Metal」。パッと聴き地味に感じますが、聴く程味が出てきます。
次作はきっと満足できる作品を作ってくれる! そう思いながら待ちたいと思います。

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