LEGIONS OF THE NIGHT1

LEGIONS OF THE NIGHT(リージョンズ オブ ザ ナイト)
SORROW IS THE CURE / 2021年 / 83点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。

2011年に解散してしまったパワーメタルバンドMETALIUMでボーカルを務めていたヘニング・バッセがDAWN OF DESTINYの演奏陣らと新たに立ち上げたバンドです。一般人なら「誰ソレ?」だと思いますが、メタラーならきっと(少しは)反応するはずです(笑)。

元METALIUMの新バンドと聴いて、私はさぞ頭の悪そうなパワーメタル(誉め言葉)なんだろうと思っていましたが、音楽的にはどちらかと言うとDAWN OF DESTINYに近く、DAWN OF DESTINYをプログレッシブ&ドラマチックに仕上げたような感じです。ディスクユニオンではSAVATAGEなどが比較対象として挙げられており、確かに似た空気感はあると思います(最後に「Sirens」のカバー曲も収録)。

ピアノを使った静のパート、メタル楽器全開の動のパートが入り混じる温度差の激しいスタイルで、疾走感は控え目。ただ、どの曲のサビはシッカリと盛り上がり、ただの独りよがりで終わっていないのは高ポイント。
ヘニング・バッセのボーカルは少々繊細さに欠けますが、重厚でこのサウンドには合ってると思いました。

総じて、ドラマチックなパワーメタルが好きなら聴く価値はあると思います。

欠点としてはドラマチックではあるけどコマーシャルではない事。ストレートな曲が無く、サビこそ聴き応えがありますが、ABパートなどは正直退屈だと感じる事が多めでした。数曲はシンプルに疾走する曲があっても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「Train to Nowhere」。最初はちょっと退屈かなと思っていたんですが、サビの格好良さに震えた1曲。

好みど真ん中ではないですが、彼らが今後どんな作品を作るのかは気になります。