RYOJI SHINOMOTO1

RYOJI SHINOMOTO(リョウジ シノモト)
Children of Bushido / 2025年 / 84点

日本のメロデスバンドRYUJINのRyoji氏(Gt/Vo)による、CHILDREN OF BODOM(以下COB)のカバーアルバムです。1アーティストが1アーティストのみでカバーアルバム作るのってかなり珍しいと思います。あと、Ryoji氏の苗字、シノモトって言うんですね(笑)。

RYUJINに限らず、日本のメロデスバンドの多くはARCH ENEMYやIN FLAMESよりもCOBからの影響が見て取れると私は思っています。少なくともRyoji氏はこんなアルバムを出すくらいですから、相当に影響を受けている事は間違いないでしょう。

本作はそんなCOBの1stから5thまでの曲で構成されており、特に3rdは全9曲中4曲を占めています。
曲展開自体は原曲に忠実ですが、全体的にRYUJINと同じ「和風」に仕上げられているのが最大のポイントで、キーボード部分はほぼ和楽器に置き換えられています。

私自身もCOBには並々ならぬ思い入れがあります。なにせ人生初のデスメタルがCOBでしたからね。そんな「オタク」な自分でも十分満足できる作品でした。原曲へのリスペクトがありながら、そこにシッカリとオリジナリティを入れている。
カバーとはこうあるべき、という見本のような出来だと思います。

贅沢な事を言わせてもらうと、せっかくなら後半のアルバムからもチョイスされていても良かったかも。私なら「Tie My Rope(6th)」や「Halo of Blood(8th)」、「Morrigan(9th)」なんかも入れていたと思います。というか、あと3曲くらいなら入れられたんじゃない?

お気に入りは「Silent Night Bodom Night」。和楽器アレンジとの相性が良いと感じた1曲。

企画的に同じスタイルのモノを出すのは難しいでしょうが、いつか色んなアーティストでCOBのカバーアルバムとか出しても面白いんじゃないかと思います。