BRAINSTORM13

BRAINSTORM(ブレインストーム)
WALL OF SKULLS / 2021年 / 84点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、13枚目のアルバムです。

JUDAS PRIEST、GRAVE DIGGER、PRIMAL FEARらに通じる超正統派を貫くパワーメタルバンドです。日本での人気はサッパリですが、ドイツ本国ではかなり人気があるらしいです。まあ「かなり」がどの程度なのか、イマイチ分かりませんが……。

さて、前作は「前半は良かったが、後半は微妙な曲が多い」と評しました。今作はどうなんだろう? とドキドキしていたんですが、結論から言えば、本作は最後までシッカリとスピード感、キャッチーな歌メロが続き、前作のような尻切れトンボ感はありませんでした。

むしろ歌メロのキャッチーさは過去最高と言えるレベルで、コーラスも最大限駆使し、非常に分かりやすく、一度聴けば次からは一緒に歌えるくらいです。
アンディ・フランクの力強いボーカル、パワフルな演奏など、サウンド面は一切問題無し。総じて、正統派かどうかは関係無く、パワーメタルが好きなら間違いなく楽しめる一枚だと感じました。

欠点らしき欠点はありませんが、強いて言えば似たようなタイプの曲が多く、バラエティ不足だと感じた事。キャッチーな歌メロは保持したまま、フォーク調だったり、思い切りデジタルサウンドを取り入れたりと言った曲があっても面白かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「Where Ravens Fly」。イントロに続く実質1曲目。心地良いスピード感にキャッチーなメロディ。これぞパワーメタルのお手本とも言える曲です。

アルバムを重ねる毎にキャッチーさが増していってるように思います。昔ながらの正統派メタルが好きな人は複雑な気持ちかもしれませんが、私は大歓迎です。この調子で頑張ってもらいたいです。