
BROKEN BY THE SCREAM(ブロークン バイ ザ スクリーム)
AN ALIEN'S PORTRAIT / 2018年 / 82点
日本出身のメタル系アイドルグループ、1枚目のアルバムです。
「ヘヴィメタル×アイドル」と言えば何と言ってもBABYMETALの名が浮かびますが、本グループはそこから更に極端な発展を遂げています。
ABメロはデスコアの如くシャウトとグロウルの2種類のデスボイスでガリゴリと突き進み、サビになると一転してアイドルソングになるという、おそらくこのグループ以外はやっていないであろう極めて独創的なスタイルが特徴です。
驚いたのが2種類のデスボイス。シャウトの方は女性がやってるんだろうなというのは分かるんですが、グロウルの方はCANNIBAL CORPSEのジョージ・フィッシャーばりの極悪なボイスで、私はてっきりゲストボーカルか何かだと思っていたんですが、グロウルもメンバーの子(野月平イオ)がやっており、「世の中には恐ろしい声の女の子がいるもんだなぁ……」と背筋が寒くなりました(汗)。
バックサウンドは初期のBRING ME THE HORIZONっぽいデジタルサウンドも取り入れたヘヴィながらも非常に洗練されたメタルサウンドです。演奏自体はメンバー以外の人がやっているようですが、誰であれ非常に上手だと思います。ギターソロなどもシッカリあります。
と、とにかくオリジナリティ溢れるスタイルで、好き嫌いはあると思いますが、ユニークである事は間違いありません。私は面白ければ何でもOKなタイプなので、楽しませてもらいました。何気にサビのアイドルソング部分も抒情的で聴き応えがありますからね。
気になる点としては、曲展開が似ている事。↑にも書いた通り、ABメロはデスボイスを使ってサビはアイドルソングになるという展開はほとんどの曲に共通しており、特にABメロが似たり寄ったりで、ちょっと違いが分かりにくかったです。まだ1枚目だから仕方ないですが、もう少しバラエティ豊かでも良かったんじゃないかと思います。
お気に入りは「Do・Do・N・Pa!!」。本作中、唯一オールデスボイスで構成された曲。バックもメロデスっぽくて格好良いです。
1つのスタイルが定着すれば、そこから更に過激なスタイルが出てくるのは必然。デスメタルやブラックメタルもそんな「過激化」の中から誕生しました。
彼女らのスタイルが定着していくのか、気になる所です。
彼女らのスタイルが定着していくのか、気になる所です。

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