DAWN OF DESTINY9

DAWN OF DESTINY(ドーン オブ デスティニー)
IX / 2024年 / 87点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、タイトル通り9枚目のアルバムです。

初期は国内盤も出ていた女性ボーカルバンドです。国内盤が出なくなってかなり経ちますが、個人的には今も非常に良質な作品を出し続けていると思ってます。実にもったいない……!

音楽性は大きくは変わらず、ドラマチックなパワーメタルです。独創的なサウンドではないですが、ジャネット・シャーフ氏の艶のあるボーカルを始め、サウンドは既にベテランの域に達しつつあり、抒情的なメロディ、盛り上がるべき所でシッカリと盛り上げるコーラス、疾走からミドルまでバラエティに富んだ楽曲と、隙がありません。

イントロからしてワクワクする「A Child's Hand」、疾走感抜群の「Abandoned」、男女混合ボーカルが盛り上がる「Keep Fighting」、コーラスが最高の効果を発揮しているバラード「Wings」、ザクザクとしたABメロから抒情的なサビへ行くこのバンドらしい「Through This Nightmare」、サビが素敵すぎる「I Live for Your Pain」などが記憶に残りました。

文句らしい文句はありませんが、強いて注文をつけるなら、キラーチューンが欲しかった。どの曲も良かったんですが、代表曲と言えるレベルの曲は無かったかなと思います。
でもまあ、アルバム全体として考えれば1曲だけ素晴らしいより、どの曲も平均的に良い方が絶対良いとは思いますけど。

お気に入りは「Through This Nightmare」と「I Live for Your Pain」の2曲。どちらも歌メロが素晴らしいです。これが10、11番目に配されてるっていうのが憎いね!

相変わらず良質な作品を出してくれて嬉しいです。パワーメタル好きならぜひ聴いてもらいたいです。