
SYMPHONITY(シンフォニティー)
MARCO POLO THE METAL SOUNDTRACK / 2022年 / 75点
チェコ出身のパワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。
元はNEMESISというバンド名で活動し、アルバムを1枚作製。その後、SYMPHONITYへと改名。改名後3枚目が本作となります。なので、通算で言えば4枚目という事になります。
本作はそのタイトルの通り、「東方見聞録」の著者である商人マルコ・ポーロをテーマとしたコンセプトアルバムです。ちなみに「SOUNDTRACK」と付いていますが、何かの映像作品のサントラというわけではなく、ただ単にそういう名前なだけです。
音楽性自体は大きく変わらず、ドラマチックなシンフォニックメタルです。前作まで歌っていたオラフ・ヘイヤーは残念ながら脱退してしまいましたが、新しいボーカルもシッカリ歌える人なので問題は無いと思います。私はむしろ新ボーカルの方が好きですね(コンスタンティン・ノウメンコという人のようです)。
アルバムを重ねる毎に確実にレベルアップはしていると思います。クオリティに関してはね。
ただし、大きな問題が。それは「コンセプトに引っ張られてコマーシャル性に欠ける」という事。コンセプト作品によく起こる事ですが、要は「マルコ・ポーロの物語」というテーマを重視しすぎるあまり、曲単体のキャッチーさに欠けるんですよね。(ボーナストラックを除くと)9曲しかないのに小曲が3曲もあり、更にバラードが2曲、10分越えの大曲が1曲、アップテンポでストレートな曲は3曲のみという構成も気になるし、どの曲も最後に語りが入っていたりと、どうにもハマりきれませんでした。
お気に入りは「Zipangu」。国内盤に入っているボーナストラックです。これくらいの曲を本編にも入れてほしかった。
レベルは上がってる。でも方向性が良くなかった。次は徹底的にコマーシャル性のある作品をお願いしたいです。

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