
TYR(ティア)
VALKYRJA / 2013年 / 70点
デンマーク自治領フェロー諸島出身のフォークメタルバンド、7枚目のアルバムです。
人口わずか5万人という小さな島国出身のバンドです。私が知る限り、他にフェロー諸島出身のバンドは知らないですね。なお、正確なバンド名表記は「Týr」となりますが、このブログでは基本バンド名は大文字で表記しているので「TYR」としています。「テュール」ではないらしいです。
音楽性はオールノーマルボイスで歌われるフォークメタルです。フォーキーと言うより「勇壮」と表記したくなる雄々しいメロディが特徴で、一昔前なら「ヴァイキングメタル」と言われていたでしょうね。
もう一つの特徴として「アップテンポな曲が多い」という事。フォークメタルと言うとミドルテンポというバンドも多いですが、このバンドはほとんどの曲がアップテンポで、非常に耳触りが良いんですよね。ボーカルも中音域でよく伸びるタイプで、これも耳触りをよくしている一因だと思います。
と、ここまで読むとなかなかに良いんじゃない? と思うかもしれませんが、個人的にはほとんど琴線に触れる事はありませんでした。一番の理由はサビが弱い事。サビ前にテンポを落として溜めたりもせず、コーラスも終始使いっぱなしの為、どこがサビなのか非常に分かりにくいんですよね。また先ほどアップテンポが多いと書きましたが、悪く言うとずっと同じテンポで平坦な感じがし、これもサビが分かりにくいと感じる要因だと思います。
もっと曲の中に緩急をつけて、落ち着かせる所は静かにして、盛り上げる所はドンッとやってほしかったです。
お気に入りは「Grindavísan」。サビがハッキリと分かるから。本当はボーナストラックの「Cemetery Gates」と言いたいんですが、カバー曲を上げるのも失礼かなと思ったので(PANTERAのカバー)。
久々に聴きましたが、悪い意味で変わってなかったです。

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