
DESTINITY(デスティニティー)
ASCENSION / 2025年 / 79点
フランス出身のメロディックデスメタルバンド、10枚目のアルバムです。
前作「IN CONTINUUM」は、気をてらわない純正ヨーロピアンメロディックデスメタル作品で、私の好みド真ん中でしたが、サビメロディが後一歩と思う曲が結構あり、非常に「惜しい作品」でした。
本作も方向性は変わらず、「CHARACTER」~「FICTION」の頃のDARK TRANQUILLITYを更に抒情的にしたような、私の嗜好どストレートコースを突き進んでいます。
軽すぎず、かと言って重すぎないデスボイス、凄いテクニックを持っているわけではないものの、丁寧に抒情リフを刻むギター、屋台骨をシッカリと支えるベースとドラム。飛び抜けたモノこそ無いですが、全てが平均的以上で、サウンドもAクラス。技術面では何一つ愚痴はありません。
ただ、非常に残念ながら前作でも指摘した「後一歩」がまだ改善されていないと感じました。
「Dying Light」「Crimson Portrait」「Hollow Intent」「Everdark」などがそれで、サラッと聴くと凄く格好良さげなんですが、シッカリ耳を傾けてみると「ん? サビ弱くね?」と感じてしまうんです。ほとんどの曲がサビになるとスピードが落ちるというのも、そう感じる一因かもしれません。
ここが改善されれば一気に80点台後半も狙えそうな気がするだけに、本当に惜しいです。
お気に入りは「Final Fiction」。サビでも疾走する曲。まあ、途中で失速するけど(汗)。
大好きなサウンドなのに好きになれない。こういう作品が一番悔しいんですよね。次こそ殻をブチ破ってほしいです。

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