BUCOVINA2

BUCOVINA(ブコヴィナ)
SUB STELE / 2013年 / 82点

ルーマニア出身のフォークメタルバンド、2枚目のアルバムです。前作から7年ぶりの作品です。はてさて、レベルアップしているんでしょうか?

音楽性は前作と変わらず、非常にオールドスクールなフォークメタルです。民族楽器やキーボードをほぼ使わず、歌メロとギターでフォーキーなメロディを歌いあげるスタイルです。歌メロはほぼノーマルボイスで、時々アクセント程度にデスボイスが使われています。

一聴して思ったのは「何もかもが大幅にレベルアップしている」という事です。
まずサウンド、粗さのあった音が嘘のように洗練されて非常に聴きやすくなっています。メロディに関しても前作にも増して勇壮さ・キャッチーさが増しており、洗練されたサウンドも相まって耳に残ります。ここまで来るとフォークメタルではなくヴァイキングメタルと言いたくなります。
ボーカルも朗々さに磨きがかかっており、ベテランの風格すら漂わせています(まだ2枚目なんですが)。
総じて、あらゆる点がレベルアップしており、私としては大満足な出来栄えになったと感じました。

気になる点としては兎にも角にも「サビが弱い」という点に尽きると思います。全体的に格好良いメロディが多いんですが、本来ならサビはそこから更に一歩飛び出たキャッチーさが必要なはず。しかし、本作はサビがABメロに及んでおらず、イマイチ盛り上がりに欠けると感じました。ココが改善されれば更に高得点が狙えると思います。

お気に入りは「Spune Tu, Vant」。トップを飾るナンバー。このイントロで既にピンと来ました。

7年かけただけあって素晴らしい成長です。次作にも期待できそうです。