
FEUERSCHWANZ(フォイアーシュヴァンツ)
KNIGHTCLUB / 2025年 / 87点
ドイツ出身のフォークメタルバンド、12枚目のアルバムです。
前作「FEGEFEUER」は2年前の2023年に出ており、更に2024年には新曲と過去曲の英語ヴァージョンが入ったスペシャルアルバムを出すなど、メチャクチャ精力的に活動しているバンドです。10年後「この時が一番脂がノッてた」と言われるかもしれません。
さて、本作は彼らにとって初めての英語タイトルで、歌詞にも結構な割合で英語が出てきます。これはついに英語圏も射程に入れているのかもしれません。でも、それが「無謀」ではなく「イケるかも」と思えるほど、今作も見事なほどの完成度です。
1曲目「Knightclub」からしてフォーキーでありながら超がつくほどキャッチーで、彼ららしさ全開です。同郷の大先輩であるドロ・ペッシュをゲストに迎えた「Valhalla」も、ミドルでありながらパワフルで聞き応えがあります。そして3曲目には韓国のミュージシャンPSYの「Gangnam Style(江南スタイル)」のカバーが収録されています。今更感はありますが(汗)、これが違和感無く溶け込んでいる辺り、彼らの曲がいかにキャッチーかが分かります。
その後もパワフルでありながら哀愁を感じる「Name der Rose」、アップテンポなリズムが良い「Testament」、高揚感を得られる「Eisenfaust」、もうタイトルだけでテンションが上がる「Avalon」などが続きます。
もう12枚も作っているというのに、尽きる事の無いメロディセンスには脱帽です。
強いて注文を付けるなら、後半は似たスタイルの曲が続いてしまう事。#7「Sam The Brave」以降はリズムも曲調も同じような曲が続いてしまい、ちょっと飽きが来ます。静かなバラードとか逆にツーバスをブチかます爆走曲など、カラーが違う曲が2~3曲くらい入っていても良かったんじゃないかと思います。
お気に入りは「Valhalla」。思わずガッツポーズをとりたくなる勇壮で格好良い曲です。
相変わらず充実した作品です。一体いつまでこんな状況が続くのか怖くすら感じます。でも、いつまでも追いかけていきます!

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