
TESTAMENT(テスタメント)
PARA BELLUM / 2025年 / 87点
アメリカ出身のスラッシュメタルバンド、13枚目のアルバムです。
アメリカのサンフランシスコ、ベイエリア近辺のスラッシュメタル群「ベイエリア・スラッシュ」を代表するバンドです。ドラムがなかなか安定しませんが、本作はクリス・ドバスが加入して初めての作品となります。
さて、そんな彼らの新作ですが、一聴してまず思ったのは「かなり多種多様な曲を揃えてきたな」という事でした。
サビがメロデスみたいな「For the Love of Pain」、彼らの中でも最高速度に近い「Infanticide A.I.」、アコギとオーケストラアレンジが異色な7分もの大作バラード「Meant to Be」、ロックンロール的な雰囲気の「Nature of the Beast」、ザクザクしたパートとメロウなパートが交差する「Havana Syndrome」など、曲によって結構カラーが異なるんです。
その為、ザクザクとした竜頭蛇尾スラッシュナンバーは少な目で(「Shadow People」や「High Noon」など、あるにはある)、それを期待していた人はちょっと肩透かしを食らうかもしれません。
私はと言うと、確かにちょっと「あれ?」とは思ったものの、これはこれで非常に楽しめました。これは私が「スラッシュメタルはこうあるべき!」という強いこだわりが無いからかもしれません。
私はと言うと、確かにちょっと「あれ?」とは思ったものの、これはこれで非常に楽しめました。これは私が「スラッシュメタルはこうあるべき!」という強いこだわりが無いからかもしれません。
デスボイスからメロウな歌唱までこなすチャック・ビリー、流麗なソロを聴かせるアレックス・スコルニック、相変わらずこのバンドに入るドラマーは凄腕ばかりだなと思わせるクリス・ドバスなど、各々の技術は問題無し。波長が合えば、ハマるんじゃないかと思いますね。
お気に入りは「Meant to Be」。こんな曲も作れるんだ、と素直に感心した大作バラード。今後はアルバムに1曲はこういうの入れてほしい。
ちょっと今までとは毛色は違うかもしれませんが、非常に優れたアルバムだと思います。スラッシュメタル好き以外にも聴いてもらいたいです。

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