
OPERA MAGNA(オペラ マグナ)
OF LOVE AND OTHER DEMONS / 2023年 / 85点
スペイン出身のパワーメタルバンド、13年ぶり3枚目のアルバムです。
今や絶滅危惧種となりつつある、やりすぎなまでのメロディ「クサメロ」を今に受け継ぐバンドです。フルアルバムとしては実に13年ぶりの作品になりますが、その間にEPやライブアルバムなどをコツコツと出しており、活動自体は結構活発なようです。
音楽性は変わらず、大仰なシンフォニックアレンジを施したクサメロ満載のエピカルなパワーメタルです。「OF FIRE」がついていなかった頃のRHAPSODY OF FIREやFAIRYLANDっぽいと言えば伝わりやすいでしょう。
本作の大きなポイントは2つ。1つは全編英語で歌われている事。前作はスペイン語なので独特のアクの強さがありましたが、それが英語になった事でかなり薄まっています。そしてもう1つがボリュームです。本作は全部で15曲、収録時間80分という超特大ボリュームなのです。どうやら本作は過去に出した何枚かのEPを1つにまとめた作品らしく、だからこんなボリュームなのでしょう。これを「フルアルバム」と言っていいのかは分かりませんが(汗)。
そんな大ボリュームで描かれるファンタジックで疾走感抜群のパワーメタルナンバーは、どこを切っても「気になるメロディだ!」と言いたくなるほど印象的で、まさにクサメロの嵐。疾走感も抜群で、「Wound of Love」や「A Dark Sunrise」にテンション上がる人とはきっとソウルメイトになれると思います(笑)。
いや~、ここまでコッテリなナンバーを聴かされたのは久々かも。
欠点らしき欠点は無し。強いて言えば、一撃必殺のキラーチューンが無かった事。どの曲も「良い」んですが、「凄く良い」にまでは至ってなかったかな。RHAPSODY OF FIREの「Emerald Sword」、DARK MOORの「Beyond The Fire」のような超ド級の名曲が欲しかった。
お気に入りは「Wound of Love」。これぞクサメロ疾走曲。たまらんね。メッチャRHAPSODY OF FIREな「In Nomine」も好きです。
メロディアスな旋律が好きな人ならマストな1枚だと思いますよ!

コメント