MEGADETH17

MEGADETH(メガデス)
MEGADETH / 2026年 / 84点

アメリカ出身のスラッシュメタルバンド、17枚目のアルバムにして、ラストアルバムです。

元METALLICAのデイヴ・ムステイン(Vo/Gt)によって1983年に結成されたヘヴィメタル界を代表するベテランバンドです。テクニカルで複雑な曲展開から「インテクチュアル・スラッシュメタル」などとも言われていました。
デイヴ以外のメンバーがなかなか固まらなかったり、途中一度解散したりと色々な事がありながらも、METALLICAやSLAYERらと共にメタル界を引っ張ってきましたが、本作がラストアルバムになると発表されています。ちなみに本作にはキコ・ルーレイロは参加していないようです。

デイヴ曰く「健康上の問題」が解散の一番の理由らしいですが、少なくとも本作からは衰えのようなモノは一切感じません。相変わらず、触れれば切り裂かれそうな切れ味抜群のリフ満載のスラッシュメタルです。しゃがれたデイヴのボーカルも(良くも悪くも)いつも通りです。メロディだっていつも通りの不穏な空気感で、良い意味で抒情的なメロディはありません。
最後だと言われなければそうだとは思えない、いつも通りの出来栄えです。でも、だからこそ最後なのかもしれません。

ベースラインが格好良い「I Don't Care」、実にMEGADETHらしい疾走曲「Let There Be Shred」、サビのギターリフがクールな「Puppet Parade」、ボーナストラックを除けば実質“最後の曲”になるアコギが切ない「The Last Note」、古巣METALLICAのカバー「Ride The Lightning」などが聴き所だと感じました。

気になる点は……いや、最後の作品でコレを指摘するのは野暮でしょう。無いわけじゃないですが、言わないでおきましょう(汗)。

お気に入りは「I Don't Care」。ギターを弾かない「間」が何とも良い1曲。

MEGADETHは今後はラストツアーをやって活動を終えるらしいですが、(SLAYERみたいに)途中で撤回する可能性もありますからね。最後の最後まで目が離せません。とりあえず、お疲れ様とだけ言っておきましょう!