CROM2

CROM(クロム)
OF LOVE AND DEATH / 2011年 / 77点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

1997年に結成された正統派パワーメタルバンドです。地味ですが、ジワジワと来る玄人向け正統派ヘヴィメタルをやっています。

サウンドは大きくは変わらず、叙情的なメロディたっぷりの正統派パワーメタルです。男らしくも、決して暑苦しくはないボーカルが特徴的で、彼のお陰で非常に聴きやすく、敷居は下がっていると思います。
メロディも相変わらず雰囲気たっぷりで、目を閉じれば戦いに疲れた戦士の背中が見えます(あくまで私の想像です)。

と、決して悪くはないんですが、いかんせん地味なんですよね。いや、「地味すぎる」と言った方が正確かもしれません。
そう感じさせる最大の要因は疾走感です。この作品、パワーメタルアルバムにも関わらず、スピード曲が1曲も無いんです。全てミドルナンバー。しかも静かに始まって途中から音が増えるというパターンも同じ。これはいくら何でも擁護できません。もう少しバラエティがあっても良かったんじゃない?

素材は何一つ文句が無いだけに残念でなりません。

お気に入りは「The Fallen Beauty 2010」。ラストを飾るナンバー。どの曲も切なさ満点ですが、これが一番秀逸だったかな。

次作は疾走曲を用意してください。お願いはそれだけです。