
INDUCTION(インデクション)
INDUCTION / 2019年 / 76点
チェコ出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
HELLOWEENやGAMMA RAYの創設者であるカイ・ハンセンの息子ティム・ハンセンがギタリストとして所属しているバンドです。なお、創設者はティムではなくマーティン・ベックという、もう一人のギタリストの方だったりします。
音楽性はHELLOWEENやGAMMA RAYを期待したくなりますが、これが全然違っており、キーボードをたっぷりと使ったかなりシンフォニック寄りなパワーメタルです。更にドラムのリズムや曲展開がかなり頻繁に変わる為、プログレッシブな要素もあります。ボーカル、ニック・ヘルマンはキチンと歌えるシンガーですが、かなり独特な声質で、結構好き嫌いが分かれそうです。ココはGAMMA RAYを彷彿とさせる…かも?
想像とはかなり違っていましたが、これはこれで良いと思いました。特にキーボードによるシンフォニックなメロディは非常にドラマチックで聞き応えがあります。まあ、キーボーディストいないんですけど(汗)。
ティムのギターは特筆すべき点はありませんが(そもそもギターが主役の場面があまり無い)、複雑な展開も破綻する事無くシッカリ弾けています。
ただ、いかんせんプログレッシブな要素が強すぎる。目まぐるしく場面が切り替わり、頭がそれに追いつけません。気になるメロディも頻繁に出てくるんですが、あっという間に終わってしまう為、堪能する間も無いんですよね……。もう少しストレートでシンプルな展開にしてほしかったです。
お気に入りは「Pay the Price」。本作の中ではかなり分かりやすい部類に入る1曲。
素材は決して悪くないんですが、調理の仕方が私としてはダメでした。でも、次作も気になるので聴いていこうと思います。

コメント