
INDUCTION(インデクション)
BORN FROM FIRE / 2022年 / 86点
チェコ出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。
カイ・ハンセンの息子ティム・ハンセン(Gt)がいるバンドです。彼が創設したバンドではないんですが、前作発表後、ティム以外の全員が脱退しており、実質彼がリーダーになっています。
となると、出身地はドイツになるわけですが、「METALLUM」によると今もチェコ出身とあるので、本ブログはそれに倣う事にします。
サウンドは前作と同じくデジタルなシンフォニックアレンジたっぷりのパワーメタルです。良い意味でHELLOWEENやGAMMA RAYなどとは似ておらず、もっとずっと近代的です。比べるならGLORYHAMMERあたりだと思います。
前作に比べるとプログレッシブな部分がゴッソリと無くなり、シンプル&ストレートになっています。爆走曲こそありませんが、ほとんどの曲がアップテンポで、キャッチーなメロディもシッカリとあり、聴きやすさは前作を遥かに凌ぎます。
前作は70点台と辛辣な評価を下しましたが、決して悪くはないと思っていました。そして、一気に化けましたね。とにかくメロディがキャッチーで分かりやすい。
一発目の「Born from Fire」からして即効性抜群で、続く「Scorched」で本作は前作とは違うと確信しました。他にもギターリフが格好良い「Embers」、ダークな雰囲気が良い「Order & Chaos」、本作中最もキャッチーな「Queen of Light」、ミドル&ダークでもキャッチーさが耳に残る「Ghost of Silence」など、最初から最後までバランスよく良曲が並べられているのも高ポイントです。
あまり気になる点はありませんが、バラエティ感はそれほど無いので、次作はもうちょっと違ったアプローチの曲があっても面白いんじゃないかと思いました。
お気に入りは「Embers」。このギターメロは癖になるね!
素晴らしいレベルアップです。やっぱり才能も遺伝するのか。そう思った1枚です。

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