
MOONLIGHT HAZE(ムーンライト ヘイズ)
DE RERUM NATURA / 2019年 / 70点
イタリア出身のシンフォニックメタルバンド、1枚目のアルバムです。
TEMPERANCE、ELVENKING、OVERTURES、TEODASIAなどのメンバーによって2018年に結成されたバンドです。まあ、そう聞いて「そうなんだ!ビックリ!」と思う方がどれだけいるのか、非常に疑問ではありますが(私もそうです)。
音楽性は女性Voのシンフォニックパワーメタルです。RHAPSODY OF FIREほどシンフォニック度は濃くはなく、全体的にアッサリ&スマートな感じです(だから”パワー”が付いてる)。最大のポイントはキアラ・トリカリコ氏のボーカルでしょう。普通の歌い方からオペラチックな歌唱まで、自在に操る彼女の実力は相当なモノだと思います。
経験者らによって結成されたバンドなだけあり、1枚目ながら素人っぽさは一切無し。非常にタイトな演奏も相まって、既に貫禄すら感じられる出来は素晴らしいと思います。どの曲にも適度な疾走感があり、聴きやすさも抜群です。
が、残念ながらメロディに恵まれなかったかな……。演奏レベルや音質は何も文句は無いんですが、耳に残るキャッチーor抒情的なメロディが非常に少ない。ハッキリ言って「惜しい」というレベルでもなく、「無い」と言っても良い曲が多いと感じました。
これは要改善だと思います。
お気に入りは「Dark Corners Of Myself」。本作で最も長い曲(8分46秒)。爆走もしませんが、じっくり聞かせる抒情メロディが美味しい。
素質は十分です。後はメロディだけです。次作に期待。

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