
AMBERIAN DAWN(アンベリアン ドーン)
TEMPTATION'S GATES / 2026年 / 80点
フィンランド出身のシンフォニックメタルバンド、10枚目のアルバムです。
日本ではあまり話題になっていないものの、コンスタントに活動を続けている女性Voシンフォニックメタルバンドです。純粋なオリジナルアルバムとしては前作「LOOKING FOR YOU」から6年ぶりとなります。
前作はシンセポップと言えるほどポップ路線に寄った作風でした。私は更にそっち方向に行ってるんじゃないかと思っていたんですが、(何故か)本作は再びメタル路線に回帰しています。
早すぎず遅すぎないスピード感、シッカリヘヴィながら決してうるさくないギターリフ、浮遊感がありつつ時に主役を張るキーボード、そしてパイヴィ"カプリ"ヴィルックネンの凛とした歌声。何かが飛び抜けているわけではないですが、全ての要素が合格点を超えており、総評を一言で言うなら「非常に耳障りの良いシンフォメタル」です。中堅ならではの堅実な作りと言った所でしょう。
一方で曲は後一歩なモノがとても多かったかな。「Temptation's Gates」「The Garden」「Phantasmagoria」など琴線に触れた曲もあったものの、特に中盤に響く曲が無く、アルバムを通して見ると中だるみしていたように感じます。10枚目でバンドを代表するようなキラーチューンがあれば最高だったんだけどな~。
お気に入りは「Phantasmagoria」。ラストを飾るナンバー。「叙情的」という表現がこれほど合う曲はなかなか無いよ。
煌びやかな女性Voメタルが好きな人なら聴いてみて損は無しです。

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