HIBRIA7

HIBRIA(ヒブリア)
ME7AMORPHOSIS / 2022年 / 78点

ブラジル出身のパワーメタルバンド、7枚目のアルバムです。

2004年のデビュー作「DEFYING THE RULES」が(パワーメタルに厳しい)「BURRN!」誌で高い評価を受けた事が大きな話題になったバンドです。特にVoユーリ・サンソンのパワフルな歌唱は私も虜になりました。
その後は順調にアルバムを重ねていったものの、18年の6th「MOVING GROUND」を最後にGtアベル・カマルゴ以外の全員が脱退。ユーリ人気に引っ張られていた部分もあり、その後は話題にも上らなくなってしまいましたが、約4年の歳月を経てアルバムがリリースされました。

サウンド自体はこれまでと変わらず、テクニカルでパワフルなパワーメタルです。良い意味で同郷の大先輩であるANGRAからの影響はまったくありません。一番のポイントでもある新Voはヴィクター・エメカという人物で、さすがにユーリほどの凄さは無いものの、十分すぎるほどの実力者です。他のメンバーも「よくこんな達者な人達を(また)集められたな…」と思う程の人ばかりです。
楽曲の方も勢いがありつつも、常人には真似できない超絶テクが惜しげも無く披露されており、非常に聴き応えがあります。

が、私としてはちょっとハマれませんでした。理由は「メロディが弱いから」です。
ぶっちゃけると私は3rd「BLIND RIDE」辺りからイマイチハマれてなかったんですよね……。テクニカル方面に走りすぎて、肝心の「キャッチーなメロディ」を忘れてる気がするんです。確かに聴き応えはあるんですが、それが言い方を変えれば「複雑」とも言え、私はもっとずっとシンプルでキャッチーなパワーメタルが聴きたいんですよね。
ユーリら脱退組が「ゲスト」として参加した「Tribal Mark」も微妙だと思いました。

お気に入りは「Shine」。もっとキャッチーなメロディが聴ける1曲。

彼らの人気が落ちたのはメンバー脱退ではなく、純粋に曲が微妙になったからだと私は思っています。1stの頃に戻ってほしい!