
W.E.T.(ウェット)
EARTHRAGE / 2018年 / 78点
多国籍メロディックメタルバンド、3枚目のアルバムです。
WORK OF ARTのロバート・サール(Gt)、ECLIPSEのエリック・モーテンソン(Vo/Gt/Key)、元TALISMANのジェフ・スコット・ソート(Vo)の3人を中心に結成されたバンドです。バンド名もそのまま3人の出身バンドの頭文字をとって付けられています。
サウンドはヘヴィメタルほどガリガリはしてないけど、一般的なロックンロールよりかはヘヴィでメロディアスなロックです。昔は「メロディアス・ハード」と言われていましたが、今はもっぱら「メロディックメタル」と呼ばれているようです。激しさを楽しむのではなく、胸がキュンとするような抒情的なメロディを楽しむ音楽だと私個人的は考えています。
癖の無いジェフの伸びのある歌声、ヘヴィだけと耳馴染みの良いギターリフなど、メロディックメタルの「様式美」はキッチリ守られています。そして肝心要のメロディはさすがのベテラン勢なだけあり粗の無い丁寧な作りです。
「Watch the Fire」「Burn」「Dangerous」「Calling out Your Name」のような抒情性に重きを置いたヘヴィ路線、「Elegantly Wasted」「Heart is on the Line」「The Never-ending Retraceable Dream」のような爽やかバラード路線、どちらも隙の無い出来栄えだと思います。
世間的には後者の方が人気になりそうな気がしますが、私個人は絶対に前者の方が好きです。
気になったのが一撃のキラーチューンが無かった事。このバンドが話題になったのは1stアルバムに「One Love」というキラーチューンがあったからだと個人的には思っています。残念ながら本作にはそれに匹敵する曲はありませんでした。まあ、毎回あったらそれはそれで怖いんですけどね(汗)。
お気に入りは「Burn」。サビの抒情性が癖になる1曲。
メロディックメタル好きなら聞いてみて損は無い(ってかみんな知ってるか)作品だと思います。

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