
KAMELOT(キャメロット)
DARK ASYLUM / 2026年 / 88点
アメリカ出身のシンフォニックパワーメタルバンド、3年ぶり14枚目のアルバムです。
アメリカ出身ながら欧州のバンドと肩を並べるほどの抒情的でドラマチックなシンフォニックサウンドを聴かせてくれるバンドです。サウンドはもちろん変わるはずがなく、ダークで壮麗なシンフォニックパワーメタルです。それでいながら、シッカリと耳に残るキャッチーなメロディもあるのが素晴らしい。
プロデュースはサシャ・ピート、ミックス/マスタリングはヤコブ・ハンセンと制作陣も変わらず。もはやロイ・カーンの幻影を追いかける必要は無いと思わせるトミー・カレヴィックの艶のあるVo、派手さは無いものの所々で速弾きなどを披露してくれるトーマス・ヤングブラッド。メンバー布陣も完璧です。
前作「THE AWAKENING」も聴き応えのある曲が多かったですが、本作も負けず劣らずです。
チリのミスコンで優勝した経験を持つ超美人デスボイスシンガー、イグナシア・フェルナンデスも参加している「Ashen World」、間奏の速弾きがクサい「Dark Asylum」、KAMELOT印100%の「The Sleeping Mind」、トミーの美しい歌声を堪能できるバラード「Ivy, My Dear」などが特に素晴らしいと感じました。
一方で#10以降はちょっと耳に引っかかる曲は無かったかな……。「Cassandra's Disease」や「The Puppet King」も悪くはなかったけど、個人的にはあと一歩という感じがしました。あくまで彼らの曲の中では、ですが。
お気に入りは「Ashen World」。これは本当に素晴らしい。イントロに続く2曲目にこれを持ってくるなんて憎い事をするね。
「彼らが外すはずがない」。そう思えるバンドは稀有です。これからも追いかけていきます。

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