
凱旋MARCH(がいせんマーチ)
戰闘 / 2025年 / 83点
日本出身のパワーメタルバンド、22年ぶり(!)2枚目のアルバムです。
「日本のMANOWAR」の異名を持つ、非常に男臭いパワーメタルをやっているバンドです。2003の1stアルバム「大行進」をリリースしましたが、その後活動休止状態となり、実に22年ぶりの作品になります。
てっきり解散したモノだと思っていただけに、まさか今になって2ndを聞けるとはビックリです。
22年も「貯めた」だけあり、そのボリュームは圧巻の全25曲、収録時間140分という超大作となっています(ディスク2枚組)。そしてサウンドは見事なほど変わっていません。「勇壮」以外に表現のしようがないメロディ満載のパワーメタルです。齋藤正壽氏のVoも、ヘヴィなギターリフも、キーボードと言った装飾の一切無い無骨なサウンドもまったく変わっていません。
なお、「勇猛民族」や「強軍の領域」というタイトル、軍歌っぽさもあるメロディから「右翼的な思想」を連想しがちですが、日本を含む特定の国を連想させるワードは一切使われておらず、現実の思想や考えと絡ませるのはやめた方が良いと思います。
久々に聞きましたが、やっぱり良いですね。ある意味デスメタル以上に人を選ぶ作風だとは思いますが、ACCEPTやSABATONと言ったパワーメタルが好きな人ならば聞いてみる価値はおおいにあると思います。
気になった点としては、良くも悪くも最初から最後までほぼ同じ曲調だという事。1曲だけバラードがありますが、それ以外は大体同じ感じです。この路線そのものを否定する気はまったくありませんが、25曲もあるんだから、ポップな曲とかフォーキーな曲とか、経路の違う曲が4~5曲くらいあっても良かったんじゃないかなと思います。
あと、素直に言って前作の方がメロディのキャッチーさはあったかなと思います。「闘人」とか。
お気に入りは「勇猛民族」。このバンドの要素を凝縮させたような曲です。
次作はまた22年後……なんて事にはならないようにしてほしいです。

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