AMON AMARTH13

AMON AMARTH(アモン アマース)
THE ALLFATHER AWAKENS / 2026年 / 84点

スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、4年ぶり13枚目のアルバムです。

古き良き、無骨でワイルドなメロデスをやっているバンドです。一時期、色気を出して派手だった時期もありましたが、ここ最近は元の渋いメロデス路線に戻っています。

さて、4年ぶりの新作ですが、まったく変わっていません。男臭さ満点のメロディックデスメタルです。
ヨハン・ヘッグの男臭いデスボイス、デスボイス以上に印象的なメロディを刻むギター、ついつい縦揺れしたくなるテンポを粛々と刻むベースとドラム、何もかもが不変です。

特筆すべきはやはり哀愁と勇壮さという相反する要素を併せ持つギターメロディだと思います。最初期(5thくらいまで)ほど地味ではなく、かと言って色気づいていた頃(6~10thくらい)ほど派手でもない、実に良い塩梅に落ち着いていると思います。これくらいが一番良いと素直に思います。
前作ほど「重く」ないので、聴きやすさも抜群です。

今の彼らの立ち位置がよく分かる「Gjallarhorn」「Eight Legs of Thunder」、最初期を思い起こさせる「Raven God」、こうのでいいんだよ、こういうので! と言いたくなる「The Allfather Awakes」などが特に印象的でした。

欠点は特になし。できれば一撃のキラーが欲しかったんですけどね。

お気に入りは「The Allfather Awakes」。劇的とは言えないが、ジワジワと確実にボディに効いてくるサビメロが好きです。

安心・安定の一枚です。これからもずっとこの路線を貫いていってほしいです。