Shiver of Frontier4

Shiver of Frontier(シヴァ オブ フロンティア)
Power of Great Spirits / 2025年 / 84点

日本出身のパワーメタルバンド、4枚目のアルバムです。

やりすぎなまでにメロディアス、いわゆる「クサメロ」満載な国産パワーメタルバンドです。今なお、こういう音楽を追求するバンドがいるのが嬉しいですな!

サウンドは一切変わっていません。戦いに赴く勇者の姿を想像せずにはいられない、ファンタジックでキャッチーなメロディがたっぷりと詰まったキーボードキラキラのパワーメタルです。
疾走感抜群、ピロピロのギターソロあり、モダン要素皆無……。2000年代初頭に局地的に起きた「クサメロブーム」を今現在進行形で行く、おっさんメタラー感涙の内容と言えます(笑)。
Minaki氏のVoは非常に甲高く、故にちょっと苦手な人もいるかもしれませんが、慣れてくれば気にならなくなると思います。むしろ、この声だからこそイイ! という人もいるんじゃないかと思います。

期待感をガンガンと上げてくれる3分のイントロ「Power of Great Spirits: Overture」から始まり、お約束の「A New Hope in the Farthest」「Eroica(Brave Spirits Ver.)」の爆走曲でもうお腹いっぱいです。
その後も、荘厳なサビが格好良い「It's All Gone」、再びの爆走曲「The Time of Awakening」、ラストを飾るポジティブな気持ちになれそうな「Last Promise」と、気になる曲が並びます。
総じて、これまでの彼らが好きなら本作もマストと言える内容だと思います。

気になったのは、似たり寄ったりの曲が多い事。前作の時も指摘しましたが、半分以上が爆走曲で、正直ちょっと食傷気味になってしまいます。フォーキーな曲、物悲しいバラードなど、そういう曲が2~3曲に1曲くらいはあっても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「It's All Gone」。強大な敵と対峙したかのような壮大な感じがいいです。

安心安定の1枚です。このままの路線を今後も続けていってもらいたいです。