CHILDREN OF BODOM HEXED

CHILDREN OF BODOM(チルドレン・オブ・ボドム)
HEXED / 2019年 / 80点

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、10枚目にして最後のアルバムです。

私がデスメタル童貞を捧げたバンドであり、彼らがいなければ私はヘヴィメタル道を歩いていなかったと思います。それくらい思い入れが強く、特に4枚目のアルバム「HATE CREW DEATHROLL」は生涯の傑作だと今も確信しています。
しかし、5枚目以降はモダン化、クラシカルで北欧らしいメロディが薄れていき、日本のファンから見放されていく事になります。ジックリ聞けばどれも決して悪くはないんですけどね。いかんせん初期のアルバムが良すぎたんだと思います。

そんな彼らのラストアルバムですが、方向転換をした5枚目以降のアルバムと基本的には同じ路線のメロデスです。初期ほどではないにしろ、十分にクラシカルで攻撃的なアルバムだと思います。
流麗なギター、堅実なリズム、時折印象的なメロディを奏でるキーボードと、全てがシッカリとCOB印であり、後期COBが好きな人なら本作も間違いなく好きになれる作品だと思います。
残念ながら全体的にサビメロが弱く、強烈な1曲というモノもありませんでしたが、これまでの作品を知らずに聞いていたら絶対に「メッチャ格好良い作品だ!」と言っていたと思います。

お気に入りは「Kick in a Spleen」。ちょっとブラックメタルっぽい感じのサビメロが気に入りました。

このアルバム発表後、ヘンカやヤスカ・ヤンネらが脱退、アレキシは別バンド「BODOM AFTER MIDNIGHT」を立ち上げ(COBの名は権利上使えなかった)、気持ちも新たに再出発という時にまさかの死去。何とも悲しい形でCOBの幕は閉じてしまいます……。
ただ、冒頭にも述べた通り、彼らがいなければ今の自分はいませんでした。だから、どんな終わり方であろうとも自分は感謝しかありません。素敵な音楽をありがとう!