SYMPHONITY KING OF PERSIA

SYMPHONITY(シンフォニティー)
KING OF PERSIA / 2016年 / 86点

チェコ出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

クサメロマニアに愛されたバンドNEMESISが改名しSYMPHONITYになった事はクサメロマニアなら知っているはず。1枚目「VOICE FROM THE SILENCE」はクサメロは若干抑えめになっていたものの、全体的なレベル自体は飛躍的に上がっていた良アルバムでした。

で、本作ですが、更なるレベルアップを遂げています。特に演奏テクニック・音質は更に向上しており、もはやチェコという辺境のイメージを完全に覆すレベルと言っても良いと思います。
ただ、その分コッテコテの北欧パワーメタルからは脱却しており、爆走曲、重厚なミドル、メロハー、切ないバラードと、かなりバラエティ豊かな作風になっています。メロディもアルバム名から想像できるようにちょっとエキゾチックな香りが漂っています。

この事に対して批判的なサイトもありましたが、個人的には全然OK。何故なら、どの曲もフックがあって印象的なメロディがちりばめられているからです。1曲だけ取り上げるなら「Bring Us The Light」など前作収録曲の方が良いかもしれませんが、全体的な完成度で言えば間違いなく本作だと思います。
ただ、ツインボーカルはあまり意味が無いような気がしますね……(本作はハービー・ランガンスという新ボーカルが加入してツインボーカルスタイルになってる)。オラフ・へイヤー1人で良かったような……。

お気に入りは「Live to Tell the Tale」。本作で最も毛色が異なるメロハーチックな1曲。が、この出来がメチャクチャ良い。むしろ今後はこの路線で行って欲しいくらいです。

個人的には素晴らしいレベルアップだと思います。次はどんなアルバムを作るのか、気になりますね。