RHAPSODY OF FIRE THE EIGHTH MOUNTAIN

RHAPSODY OF FIRE(ラプソディ オブ ファイア)
THE EIGHTH MOUNTAIN / 2019年 / 88点

イタリア出身のシンフォニックメタルバンドのアルバムです。
途中、ミニアルバムやリ・レコーディングアルバムなどもあって、もう何枚目なのかハッキリしないんですが(ネットを調べてもバラバラだし…)、たぶん12~13枚目くらいです(汗)。

「シンフォニックメタル」という言葉を作り出した偉大なるバンドです。途中、創設者の1人であるルカ・トゥリッリ(Gt)が脱退してしまったり、バンド名が変わってしまったりと、紆余曲折ありましたが、今もこうしてシッカリと活動してくれるだけでおじさんとしては嬉しい限りです。

一般的には4枚目「POWER OF THE DRAGONFLAME」が最高傑作で、それ以降は「悪くないけど凄く良いわけでもない」と言った意見が多めですが、本作はアップテンポでアグレッシブなナンバーが数多く並んでおり、5枚目以降の中でも最高レベルの充実度を誇っていると感じました。

ポイントとしてオーケストラアレンジが控えめな事が挙げられると思います。もちろん十分シンフォニックなんですが、メタル楽器が非常に目立つ格好になっており、シッカリと「ヘヴィメタルを聴いている」という気分になれるわけです。その上で疾走感抜群で、攻撃的なナンバーが多いので、より格好良く聴こえるわけです。
ボーカルのジャコモ・ボーリは、ファビオ・リオーネに比べるとどうしても聞き劣りはしてしまいますが、十分に歌えているので問題は無いんじゃないかと思います。ファビオが凄すぎるだけなんです。

イントロから始まる「Seven Heroic Deeds」「Master of Peace」「Rain of Fury」がまず非常に強力だし、牧歌的な「Warrior Heart」、9分もあるのに中弛みせずに聞かせる「March Against the Tyrant」、サビの後のギターソロがクサい「Clash of Times」、どこまでも飛んでいけそうな気持ちになれる「The Legend Goes On」など、後半になっても勢いが落ちず、最後まで走り抜ける構成も良かったと思います。
一番好きなのは…「Rain of Fury」か「March Against the Tyrant」かな。どちらも甲乙つけがたい出来栄えだと思います。

どうしてもルカの方ばかり注目されがちですが、純粋なシンフォニック・ファンタジーメタルを聴きたいなら、コチラの方が満足度は高いのではないかと思いますね。