
EDENBRIDGE(エデンブリッジ)
SHANGRI-LA / 2022年 / 80点
オーストリア出身のシンフォニックメタルバンド、11枚目のアルバムです。
NIGHTWISHと共に「女性ボーカルを擁するシンフォニックメタル」の台頭に大きな影響をもたらしたバンドです。
私はNIGHTWISHよりもポップというか「軽い感じ」が気に入って初期の作品はよく聞いていたんですが、段々とメタリックさが無くなり穏やかなサウンドになってしまい、6枚目「MY EARTH DREAM」(2008年)で追いかけるのを止めてしまいました。
あれから14年……。まだ活動している事に驚き、聞いてみる事にしました。
おー、いいですね! 予想していたよりもうんと良いです(なんて失礼な…)。
EDENBRIDGEらしい柔らかな雰囲気を残しつつ、シンフォニック度・メタル度、共に(私が知る限り)過去最高。中には疾走する曲まであり、良い意味で穏やかな曲はもうありません。後半の5曲から成る組曲「The Bonding (Part 2)」シリーズでのシンフォニックさはNIGHTWISHに肉薄するほど分厚く、圧倒的です。
「エンジェリック・ボイス」と称えられたサビーネ・エデルスバッカーの声もまったく衰えておらず、力強く、そして清らかな歌声を聞かせてくれます。
ただ、どうもメロディがイマイチパッとしない。これは好みの問題かもしれませんが、ほとんどの曲のサビメロが私の好みから半音ズレており、どうもイケないんですよね……。この辺りはNIGHTWISHに軍配が上がります。
お気に入りは「Somewhere Else But Here」。ヘヴィさとシンフォニックさのバランスが絶妙な1曲。メロディも分かりやすくて良いですね。
メロディという点で言えばまだまだ改善の余地ありですが、フィメールボーカルのシンフォニックメタルとして見れば、十分に満足できる作品だと思います。

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