
WIND ROSE(ウィンド ローズ)
SHADOWS OVER LOTHADRUIN / 2012年 / 80点
イタリア出身のプログレッシブパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
私が彼らを知ったのはYouTubeでたまたまMVを見た事です。「風の薔薇」なんて素敵すぎる名前に惹かれたからで、それまでは全く知りませんでした。
音楽性は幻想的な雰囲気の漂うプログレッシブパワーメタルです。ミドルテンポを主体とし(というかそれしかない)、テクニックには頼らず(というかそこまでのテクニックは無さそう)、メロディを丁寧に紡ぐスタイルです。
同系のバンドは初期DGMや初期Symphony Xあたりかと思いますが、書いた通りテクニックで魅せるタイプではなく、あくまでメロディ主体。なので、小難しいギターソロなどもまったく無く、聴きやすいと思います。
他に無い特徴としては時折フォーキーなメロディが飛び出す事(「Siderion」など)。これが予想以上にメロディアスで美味しい。プログレッシブなのにフォーキーって結構新鮮だと思います。
欠点としてはボーカルの線が細い事。ギリギリ歌えてはいますが、かなり「危うさ」を感じます。また、全編に渡ってスピーディーな曲がただの1曲も無い為(走るパートがある曲はある)、ちょっと刺激が足りませんでした。2~3曲は疾走してギターを弾きまくってくれても良かったんじゃないかと思いますね。
お気に入りは「Son of a Thousand Nights」。Symphony Xの影響をもろに受けたバラードナンバー。でも、この切なさ全開のスタイル、大好きなんですよね。同じスタイルの「Led By Light」も素敵でした。
決して悪くはないですが、まだ1枚目だからか演奏なども洗練されているとは言い難いです。レベルアップすれば結構な逸材になれる予感がしますね。

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