WARDENS OF THE WEST WIND

WIND ROSE(ウィンド ローズ)
WARDENS OF THE WEST WIND / 2015年 / 70点

イタリア出身のプログレッシブパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

FAIRYLANDのボーカル、フランチェスコ・カヴァリエリを擁するパワーメタルバンドです。デビュー作である前作は、幻想的な雰囲気のミドルテンポのプログレッシブメタルでしたが、本作ではスピード感・シンフォニック度が一気に強化され、FAIRYLANDばりのシンフォニックメタルに変貌しています。ボーカルも同じ人物とは思えないほどにパワフルになっています。

この変化自体はなかなかに悪くないと思います。時折聞けるクサメロもとても美味ですし。ただ、プログレッシブな要素もかなり強化されてしまっており、一体どこがAメロでサビなのか非常に分かりにくくなっています。軸となるメロディがハッキリせず、曲全体が把握しづらいんです。コーラスを無駄に使いまくっているのも問題かな。
流し聴きだと、どれがどの曲なのかさっぱり分かりませんでした。ある意味、音が分厚くなったのが仇になってしまった作品だと思います。

なので、私の意見は、今後はプログレッシブな要素は排除してもらいたい。メロディ自体はとても好みなので、シンプルな構成ならば間違いなく気に入ると思います。

お気に入りは「The Age of Conquest」。イントロに続く2曲目。一番シンプルな構成だから。

好きな要素と嫌いな要素がごちゃ混ぜになっている、微妙な作品です。