
ANGUS MCSIX(アンガス マクシックス)
AND THE SWORD OF POWER / 2023年 / 85点
パワーメタルバンドGLORYHAMMER(グローリーハンマー)の元ボーカリスト、トーマス・ウィンクラーによるソロプロジェクトの1枚目。GLORYHAMMER時代は「アンガス・マクファイフ13世」と名乗っており、そこから少し変えて「マクシックス」としたようです。
トーマスのGLORYHAMMER脱退はどうやら「解雇(クビ)」だったようで、こういうバンドが出てくるというのは、相当納得いってなかったって事なんでしょうね。BATTLE BEASTをクビにされたアントン・カバネンがBEAST IN BLACKを立ち上げたような感じなんだと思います。まあ、そこらへんは私にはどうしようもないので、シンプルに音楽を聴くだけですが(汗)。
トーマス以外のメンバーは、ギターにはFROZEN CROWNの元ギタリストで、メタル界では大変珍しい黒人女性(しかも美人)のタリア・ベラゼッカ、ベースはORDEN ORGANのセバスチャン“セーブ”リヴァーマン、ドラムはRHAPSODY OF FIREなどで活躍したマヌー・ロッタ―という布陣。決して有名所ではないですが、聴く限り一切の破綻は無く、良いお仕事をしていると思います。
その音楽性はGLORYHAMMERを彷彿とさせるキャッチーで分かりやすいパワーメタルです。ノリの良いリズム、極めてキャッチーなメロディ、全体的に良いアクセントとして効いているキーボードアレンジに至るまで、GLORYHAMMERにソックリです。ここまで意識しなくていいんじゃね? と思ってみたり(汗)。
トーマスの溌剌としたボーカルももちろん健在で、GLORYHAMMERは元より、ファンタジックなパワーメタルが好きな人なら間違いなく気に入るアルバムだと思います。
欠点としては、特にコレと言ったモノは無いんですが、強いて言えば一撃必殺の1曲が無い事くらい。「このバンドと言えばコレだよね!」的な強烈な1曲があれば、もっと注目度も上がったんじゃないかと思います。
お気に入りは「Laser-Shooting Dinosaur」。ダンサンブルなリズムが癖になる1曲。メタル作品としてはちょっと邪道な気もしますけどね。
どういった経緯であれば、良い曲を作ってくれるなら私は文句は言いません。これからも良いアルバムをお願いします。

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