
AMON AMARTH(アモン アマース)
BERSERKER / 2019年 / 80点
スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、11枚目のアルバムです。
メロデスバンドの中でも一際漢臭く、無骨でワイルドなメロデスをやっているバンドです。ヴァイキングメタルと言っても良いと思います。アルバムを重ねる毎にスピード感や煌びやかさなどが増しているものの、基本的なスタイルは一切変わっていません。
一時は昨今のメロデス勢に近い、スピーディーでクラシカルな作風だったものの、本作は前作「JOMSVIKING」と同じく、ミドルテンポを主体とし(速い曲もある)、キーボードと言った装飾は最小限に抑えたスタイルになっています。ただ、これが本来の彼らの姿だと思うので、これがダメという事はまったくありません。むしろ、この無骨さこそが良いんです。
ただ、本作は残念ながらメロディに恵まれてないなと感じました。確かに勇壮さは感じるんですが、どうもピンと来ないんですよね。メロディに関する事なので言葉では説明しづらいんですが「哀愁」というか「寂しさ」が足りないんですよね。5枚目「FATE OF NORNS」に収録されていた「The Fate of Norns」や「Arson」のような曲にはあった「荒涼さ」が本作には無いと感じました。
それでもそれなりに楽しめる辺りに彼らのポテンシャルの高さを感じますが、もう11枚もアルバム出してるし、そろそろネタも切れてきたのかなと思ってみたり。
お気に入りは「When Once Again We Can Set Our Sails」。ミドルテンポ、キーボードアレンジ無し、無骨でワイルドなメロディ。彼ら以外作りえない曲です。
既に音楽性は確立されているので、次は名曲入りアルバムをお願いしたい所です。

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