
TRIVIUM(トリヴィアム)
WHAT THE DEAD MEN SAY / 2020年 / 85点
アメリカ出身のメタルコアバンド、9枚目のアルバムです。
リーダーでギタリストのマシュー・キイチ・ヒーフィーが日系人という事もあり、デビュー時から日本では大きな注目を浴びていたメタルコアバンドです。ヨーロッパのバンドとは一味違う独自の抒情性を持ち、「メタルコア寄りのMETALLICA」なんて言われていた時期もありました。
そんな彼らの9枚目ですが、前作を踏襲した内容になっています。7枚目「SILENCE IN THE SNOW」で会得したエモーショナルな歌メロと、従来の激しいメタルコアが絶妙な具合でブレンドされています。
「Catastrophist」「Bleed Into Me」「Scattering The Ashes」などはメロディ寄り、「Amongst The Shadows & The Stones」「Bending The Arc To Fear」などはメタルコア寄りと、曲によってどっちに重きを置くか匙加減を変えており、こういう事ができるようになったなんてベテランになったなあ、と感慨深くなります(何様だ;汗)。
欠点としては会心の一撃が見当たらなかった事くらいかなと思います。2~3曲目くらいにドガンと強烈なのを用意しておいてくれれば、グッと印象も良くなったと思えるだけに残念ですね。まあ、すごく贅沢な「残念」ですが。
お気に入りは「Catastrophist」。本作の中でもかなりメロディ寄りな1曲。一方でメタルコア寄りの「Amongst The Shadows & The Stones」も甲乙つけがたい出来栄えです。
大きなインパクトはないですが、安定した作品だと思います。個人的にはこの路線を突き詰めていってほしいと思っています。

コメント