PORTRAIT OF A DYING HEART

SECRET SPHERE(シークレット スフィア)
PORTRAIT OF A DYING HEART / 2012年 / 75点

イタリア出身のパワーメタルバンド、7枚目のアルバムです。

パワーメタル好きには結構知名度のあるバンドかと思いますが、私は本作が初めてです。
音楽性は若干プログレッシブな要素のある、パワフルでアグレッシブさを感じるパワーメタルです。ボーカルはかつてVISION DIVINEで伸びのある美声を披露していたミケーレ・ルッピ。なので、その歌唱に関しては一切文句無し。

楽器陣に関してもスリリングでパワフル演奏を見事にこなしており、危なっかしい部分は一切無し。楽曲は書いた通り、若干プログレッシブな場面はあるものの、十分にメロディアスで、パワーメタル好きならば許容できる範囲内です。
総じて、ハイレベルなパワーメタルだと思います。

ただ一点残念なのはメロディがイマイチ私の好みではないという事。どうもハマれないんですよね……。私の好みの「哀愁」があまり感じられず、非常に惜しいなと思いました。こういう「良いアルバムだけど好きになれない」ってアルバム、たまにあるんですよね。「Union」とか「Secrets Fear」なんかはちょっとメロディをいじれば結構な曲になると思うんですけどね。

お気に入りは「The Fall」。本作の中はかなりアグレッシブな方に入る1曲。哀愁漂う疾走曲ではないですが、パワフルさが気に入りました。

もっとコッテコテのB級クサクサパワーメタルを想像していたんですが、結構違いました。ただ、質は低くないと思います。これからも聴いていこうと思います。